「クリエイティブとAI」について、
トップクリエイター・手塚眞さん、安彦良和さんより
コメントをいただきました。
手塚眞さん
- 以前、手塚治虫先生作品で、AIをサポートツールとして使用し、新作を作られるというプロジェクトをされていたかと思います。
その辺りを踏まえ、AIとクリエイティブの関わり方についてご意見をいただけますでしょうか?
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- 手塚さん
- 基本的にあのプロジェクトは私主導のものではなく、「NEDO」という経済産業省主導の国立研究開発法人のプロジェクトなんですね。AIの開発者たちが、AIでのストーリー型コンテンツの開発と、画像生成AI技術を用いて、「漫画」というものにアプローチしてみたもので、そこにこちらから「手塚治虫のコンテンツを使ってそういうものができますか」と提案した形になります。
ですので、あくまで研究の実証実験の発表でした。
安彦良和さん
- 今回はアニメを始めとするクリエイティブとAIの関わり方についてお伺いできればと思っております。
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- 安彦さん
- 今、本業は漫画家なので、アニメの話をするのは非常に不向きなんですよ。今のアニメ事情も詳しく知らないしね。
- ではアニメスタッフというよりは、本業の漫画家としてお伺いできればと思います。絵を描くというクリエイティブな部分とAIが共存していく道はありますでしょうか?
またはどのように関わっていったら良いと思われますでしょうか?
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- 安彦さん
- 僕はアナログなもので、未だにスマホも持たないぐらい。携帯電話だって相当抵抗していたんです。公衆電話が世の中から消えて、焦って携帯に。それくらい遅れているんです。
ただ、今のAIに関する話を聞いていて思うのは、意外と進んでいないんだなって。
もうどんどん進んじゃって、人が要らないようになりつつあるのかなと思っていたんだけど。